ミニチュアダックスのお姉ちゃん
私が小学校入学あたりで一緒に暮らすことになった犬でした。
幼い私は犬の扱い方などわからず、犬に対して可哀想な事ばかりしてきたのではないかと、大人になった今思います。
そんな私のことを、犬は妹のようにみてくれて、私が熱で学校を休んだときは寄り添って寝てくれて、おやつのジャーキーも私のそばに置いてくれました。
姉が触ろうとすると唸るのに、わたしが触っても仕方の無いやつだなという顔をして、触らせてくれます。
かわいいかわいいお姉ちゃん(犬)でした。
私が大人になって家を出ると、コロナ禍が続き全く帰れない状況になってしまったとき、犬も認知症のような症状になり、私はいないかいつも私の部屋の前に確認しにいってたみたいです。
私を待ってて満足そうに天国へ旅立った愛犬
亡くなったのは先月(2月)でした。
体調が悪いことは、母からこの1年ほどずっと聞かされており、コロナ禍の影響で母からまだ帰ってこなくていいといわれ、2月の頭にようやく会いに行く事ができました。
ずっと寝たきりで水あまり飲めず、病院で毎日点滴を受けに行っている状態でした。
そんな状態で、私が声をかけると、目を開けてくれて、フンフン声を出してくれました。
そして、なかなか飲まないお水も注射器でぺろぺろ飲んでくれました。
私のために、頑張っていい所を見せてくれたのです。
私は翌日も仕事のため、また来週会いに来るからね、と犬に伝え夜には帰宅しました。
その2日後犬は亡くなりました。
わたしのために、待っていてくれたかのような、私に会えて安心して、満足してしまったかのように、お空に旅立ちました。
ほとんど毎晩愛犬の楽しそうな夢を見る
まだ亡くなって1ヶ月なので、まだきっと、ペットロスのままでいいのかもしれないし、切り替えている人もいるかもしれない、そんな気持ちで毎日過ごしています。
亡くなる前も亡くなったあとも、ほとんどの日に犬の夢を見ます。
しあわせそうな犬の夢です。
たくさん走って、ゴロゴロ寝て、小学校の時におばあちゃんや従姉妹やみんなでお寿司を食べる時に、わたしのマグロの刺身だけ盗んで食べられたことをまた夢に見て思い出します。
わたしより、遥かに長い時間を過ごしてきた母の方がきっとずっと辛いだろうと、だけれども、一緒には暮らしていないため、なかなか寄り添うことができない毎日がとても悲しいです。
今月も忙しく、遺骨を分骨してもらうのも出来ておらず、毎日犬の写真をみて過ごしています。
ペットロスを克服するために新しい子を飼うのは違うと思う
無理に忘れるためにまたペットと暮らすというのは違うのかなとわたしは思っていて、いい思い出を思い出して、一緒に過ごした日々を思い出して、素敵な気持ちで弔っていけたらいいですよね。
ただ、また別の犬や猫に同じように愛情をむけて、同じように幸せにしていくのも、それは素敵なことだなと思います。
最近はわんちゃんの遺骨を、ペンダントに入れて持ち歩くことができるので、昨今また地震が多い世の中なので、ぜひ、バラバラにならないように、一緒に過ごせるようにしてあげて欲しいなと思います。